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2011年3月24日 (木)

栗田智仁の桃解説

栗田智仁の桃解説

栗田智仁が桃の解説をします

モモ(桃、学名 Amygdalus persica)はバラ科モモ属の落葉小高木。
また、その果実のこと。
春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。
中国原産。
食用・観賞用として世界各地で栽培されている。


3月下旬から4月上旬頃に薄桃色の花をつける。
「桃の花」は春の季語。
桃が咲き始める時期は七十二候において、中国では桃始華、日本は桃始笑と呼ばれ、それぞれ啓蟄(驚蟄)の初候、次候にあたる。

淡い紅色であるものが多いが、白色から濃紅色まで様々な色のものがある。
五弁または多重弁で、多くの雄しべを持つ。
花柄は非常に短く、枝に直接着生しているように見える。
観賞用の品種(花桃)は源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)など。
庭木として、あるいは華道で切り花として用いられる。


葉は花よりやや遅れて茂る。
幅5cm、長さ15cm程度の細長い形で互生し、縁は粗い鋸歯状。
湯に入れた桃葉湯は、あせもなど皮膚の炎症に効くとされる。
ただし、乾燥していない葉は青酸化合物を含むので換気に十分注意しなければならない。


7月 - 8月に実り、「桃の実」は秋の季語。
球形で縦に割れているのが特徴的な果実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれている。
果肉は水分を多く含んで柔らかい。
水分や糖分、カリウムなどを多く含んでいる。
栽培中、病害虫に侵されやすい果物であるため、袋をかけて保護しなければならない手間の掛かる作物である。
また、痛みやすく収穫後すぐに軟らかくなるため、賞味期間も短い。
生食する他、ジュース(ネクター)や、シロップ漬けにした缶詰も良く見られる。
食用の品種(実桃)の分類を以下に示す。
食べる際には、モモのシミは落ちないといわれており、食すときには注意が必要である。

水蜜(すいみつ)種
一般的な桃。
果肉の色は、白色系、黄色系、赤・ピンク系など。
皮には柔らかい毛が生えている。

白桃(はくとう)・白鳳(はくほう)系
現在、日本の市場に多く出回っている品種は、「白桃(はくとう)」系と「白鳳(はくほう)」系の桃である。

「あかつき」「暁星」「明星」「ゆうぞら」「川中島白桃(かわなかじまはくとう)」「まどか」、冬に実が熟す「名月(めいげつ)」などの品種がある。

黄桃(おうとう)系
果肉が黄色い桃。
缶詰に加工され出回ることが多い。
近年、生食用の黄桃「黄金桃(おうごんとう)」「ゴールデンピーチ」の出荷、販売が多くなっている。

ネクタリン(Nectarine)・椿桃(つばいもも・つばきもも)
皮が赤く、毛は、ほとんど無い。
果肉は、黄色でやや硬い。
「光桃(ひかりもも)」「油桃(あぶらもも)」とも呼ばれる。

蟠桃(ばんとう)
扁平な形をしている。
中国神話では、西王母と関連がある。

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